世の中には自分がされた嫌なことを、そのまま人にする人が居ます。
何故、自分がされた嫌なことを、そのまま人にするのでしょうか。
私は基本的に世の中には二種類の人間がいると思っています。
自分がされた嫌なことを、絶対に人にはしないと誓う人と、
自分がされた嫌なことを、そのまま人にしてしまう人です。
なぜ自分がされた嫌なことを人にするのでしょうか。
それはその人の根底に、
相手に自分の気持ちを理解してほしいという気持ちがあるからです。
どういうことかというと、例えば嫁いびりで苦しんだ人がいるとして、
自分が姑という立場になった時に、嫁いびりしてしまうことがあります。
そうしてしまうのは自分がされた嫌なことを相手にすることによって、
その苦しみを理解して、相手に慰めてほしいと無意識に思っているからです。
ようは理解して欲しいんですね。
ですが残念ながら、自分がされた嫌なことを人にしても、
相手がその苦しみを理解することはありません。
むしろ憎まれて嫌われます。
だから自分がされたことを人にするよりも、
普通に相談という形で心の傷を誰かに話した方がいいかもしれません。