私の趣味は小説を書くことと、本を読むことです。
本は自己啓発本をよく読みます。
普通の小説を読むこともあるんですが、
ある小説を読んだ時に思ったことがあります。
その小説に出てくるキャラで教師の女性が居て、
生徒のことを考えて色々と行動しているんですが、
一部の生徒から嫌われています。
何でかというと例えば両親を亡くした子がいて、
その子の話をろくに聞かずに勝手に可哀想と決めつけているんですよね。
しかしその子は別に自分は両親を亡くした可哀想な子供だと、
思ってないんですね。
だから可哀想と決めつけられると嫌なんですね。
そんな教師の女性ですが、
一部の生徒からは宗教の教祖のように慕われていて、
例え相手が問題児でもまるごと受け入れるんですね。
相手がどれだけ自己中でもその教師は優しく受け入れるんです。
それを見て私は、
「ああ、人をダメにする優しさもあるんだな」と思いました。
優しさ自体は良いんですが、
場合によっては相手のためにならないこともあるんだなと感じました。
この先生の場合は例えば生徒が卒業してしまった時、
卒業しても生徒の面倒を見るのかなと思いました。
どう考えてもそんなこと出来ませんよね。
優しさにも種類があって、
相手のためにならない、
いやむしろ相手を増長させてしまう優しさもあるんだなと思いました。
それって少し怖いですね。
本人は全く善意でやっているのに、
相手をつけ上がらせてしまうなんて。
だから時に厳しくする方が良いこともあったりします。
しかしそのさじ加減が難しいですね。
優しくすることは意外に難しいかもしれません。