今回は講座というより、小説と漫画の違いを書こうと思います。
漫画と小説の違いは簡単に言えば絵があるかないかです。
漫画は絵を通して読めるので分かりやすいです。
反面小説は文章を読まないといけないのでちょっと大変かもしれません。
しかし小説にも良い所があります。
それは例えば背景を説明する時に、
「ここに城があった」と書けば城があることになります。
これが漫画だと城の資料を見ながら、
時間をかけて書かないといけないのでかなり大変です。
小説だとここに城がある。
その一言で終わるので漫画と違って労力がいりません。
似たような例だと、すごい美少女がいるとします。
しかし漫画でそれを書くと画力がかなり必要になります。
ギャグ漫画みたいな絵柄だと美女やイケメンだと設定ではあっても、
読者には伝わりにくいです。
しかし小説だとすごい美少女だと書けば、美少女ということになります。
絵があって分かりやすいのが漫画の良い所ですが、
背景や人物の絵を描かないといけない上に、
画力によって左右されるので、難しい所です。
反面小説の欠点は説明しないと、勝手に想像で補われる点でしょう。
例えば主人公達が話している場所の説明がないと、
主人公達はどこで話しているのか、読者は想像が出来ません。
人によっては真っ白な空間で話していると想像されます。
それと同じで人物の描写も、
例えば「20代ぐらいの男性だった」で終わったとします。
すると読者は自分のイメージにあった20代の男性をイメージします。
作者は赤毛でそばかすがある20代男性をイメージしていても、
読者は黒髪でイケメンの20代男性を想像しているかもしれません。
そういうこともあってか、小説が漫画化した時に、
自分のイメージと違う!ってことによくなります。
漫画だと最初から絵が入ってくるので、こういう自体にはなりません。
どうでもいいキャラとかは簡単な説明で済ませるのもアリですが、
重要なキャラは、
せめて髪の色と目の色と容姿が良いか悪いかぐらいは書いておいた方がいいです。
まぁまとめるとこうなります。
【漫画の良い所】
絵があって分かりやすい。
小説のようにいちいち背景を説明する必要がない。
【漫画の悪い所】
どんな場面も画力が左右される。
絵が下手だと作者のイメージが伝わらない。
【小説の良い所】
どんな場面も文章で説明出来る。
漫画のように画力はいらない。
【小説の悪い所】
説明しないと想像で勝手に補われるので、
作者のイメージと読者のイメージが一致しないこともある。
まとめるこんな感じですね。
漫画も小説も欠点はありますが、私は小説を書く方が好きです。
あなたはどっちが好きですか?
まぁ小説か漫画か、どちらを選んでも長所と欠点はありますが、
違っているのも面白いですね。