忘れた頃にやってくる小説講座です。
終わりよければすべてよしという言葉がありますよね。
今日はその逆、終わり悪ければすべて悪しの話しをします。
たとえばどんな人気作でも終わりが悪ければ、
例え途中がどんなに素晴らしくても、
終わりが悪ければ全てダメになってしまうんですね。
今日はその悪い例を紹介したいと思います。
①伏線や謎が未回収のまま終わる
物語において伏線は重要です。
それが回収されないまま終わると読者はモヤモヤしてしまいます。
あえて伏線を回収しないというテクニックもありますが、
これは高等テクニックなので真似しない方がいいです。
基本的に伏線はきちんと回収した方がいいです。
②ラストが夢オチ
色々あるラストでも最も嫌われているのが夢オチでしょう。
念のために知らない方に夢オチを説明すると、
夢オチとは物語の最後に登場人物が起きて、
「ああ、あれは夢だったんだ」と、
今までの話は夢だったという形で物語を終わらせる手法です。
夢オチが嫌われている理由は、全て夢だった。
つまり現実ではなかった。
物語も登場人物は全て夢というはかない代物で、
目覚めたら消えてしまいましたって感じになるからだと思います。
基本的に夢オチだけは絶対に止めた方がいいでしょう。
③物語の世界がゲームの世界
夢オチと同じく嫌われているのが、
物語の世界が実はゲームの世界だったというオチです。
それまで普通の物語だと思っていたのが、
実はその世界はゲームの世界で、
登場人物達は現実には存在しないというものです。
実はゲームの世界だったということになると、
それまで現実にいると思っていた登場人物も、
全て現実には存在しないので、だから嫌いな人が多いんだと思います。
物語の世界がゲームの世界であるなら、
最初からゲームの世界だと明らかにした方がいいかもしれません。
④ラストが投げやり
小説を書いてる時って上手くいかないことや、
情熱が冷めることがあります。
だからといって物語を投げやりにしてはいけません。
それまで読んでくれた読者のためにも、
投げやりになってはいけません。
せめて伏線だけでも回収しましょう。
以上が終わり悪ければすべて悪しでした。
参考になれば幸いです。
皆さんもラストを間違えないように気を付けてくださいね。